からだのトリセツ(39)

今回もプロテインを摂取するタイミングのお話をします。

☑筋トレをしながらプロテインを飲んでも良いのか

シェイカーにプロテインを入れて飲みながらトレーニングをしている方を目にします。

筋肉の合成力は筋トレ直後にぐんっと跳ね上がります。

そこでたんぱく質が足りないのは大変と思い、事前にプロテインを摂取する作戦なのだろう。

しかし、筋合成が特に高まった状態は約2時間程続くのでトレーニング後に摂取しても十分間に合います。

プロテインを摂取しながらトレーニングをすると、大量に摂取したたんぱく質の処理

に肝臓も腎臓も大忙しになり、体内が筋トレに対応しきれなくなってしまいます。

内臓レベルの混乱が自律神経を介して脳まで波及すると、集中力が落ちフォームが乱れてしまいます。

タンパク質はアミノ酸からなり、うち9種類は体内で合成出来ない必須アミノ酸です。

なので筋トレ中はたんぱく質より内臓への負担が少ないBCAAなどの必須アミノ酸がおすすめです。

BCAAとは必須アミノ酸である、バリン、ロイシン、イソロイシンの総称です。

皆さんもトレーニング後に適量を摂取してくださいね(^^)

 

 

からだのトリセツ(32)

今回はステーショナリーランジです。

このトレーニングはスクワットと同じように下半身を鍛える事ができます。

両手にダンベルを持ち両足を大股一歩分前後に開いて立ち、左右の肩甲骨を寄せて上体を起こす。

肩の真下にダンベルを下げ踵荷重にし、後ろ足のを突き刺すようにしゃがみます。

前後の膝が90度に曲がったら、両脚で床を押して元に戻るトレーニングです。

 

ここで注意する事は両足が前後に開いて揃わないので、両手に持っているダンベルの重みに負けて

上体が前に倒れて腰が丸まり腰椎が過剰に曲がってしまう事と、

前のめりになり、爪先荷重で踵が浮いて膝が爪先より前にでると膝にある半月板

が不自然に圧縮され痛める原因にもなります。

上記の事と胸を張る事を意識すると出来ると思いますので、是非試してみてください(^^)

次回はマシンを使ってのトレーニングについて少しお話ししていきます。

 

からだのトリセツ(31)

今回はフルスクワットです。

このトレーニングは自重で上手くスクワットが出来るようになってからおすすめします。

自重のスクワットでは腰の丸まりや姿勢を意識してすると思うのですが、

ダンベルを持ってするこのスクワットは、骨盤の傾きを意識してみて下さい。

一番起こりやすいのが骨盤の後傾です。ダンベルの重みが加わったままで骨盤が後傾し

腰椎が屈曲すると、腰椎の間にある椎間板へのストレスがもの凄くかかります。

フルなので深くしゃがみ込んでしまうと思うのですが、骨盤の前傾が保てる範囲でとめると効果的です。

上記の事を意識して是非、試してみて下さい(^^)

 

からだのトリセツ(30)

今回のトレーニングはベントオーバー・サイドレイズです。

このトレーニングは三角筋の後ろ側、僧帽筋、肩甲骨の間にある菱形筋におすすめです。

ポイントは股関節から上体を倒し、腰を丸めないで体幹をしっかりと安定させたまま

左右の肩甲骨を寄せて肘を肩の高さまで上げていくことです。

この時に体幹が弱い方に起こりがちなのが、腰を丸めて行ってしまい

腰椎が過剰に曲がり椎間板へのダメージが大きくなってしまう事です。

腰を丸めた状態でこのトレーニングを行っても三角筋や僧帽筋に効かすことは出来るのですが

それ以上に腰へ負担がかかってしまいますので十分注意して下さい。

上記の事を意識して是非、試してみて下さい(^^)

 

 

からだのトリセツ(28)

今回のトレーニングはアップライトロウです。

このトレーニングは背面にある僧帽筋、肩の三角筋後ろ側を鍛えるのにおすすめです。

ネット等で調べると、肘を肩より高く引き上げる画像をよく目にします。

ですがこれは間違いで、このやり方でトレーニングをしてしまうと棘上筋などに炎症や

損傷を起こしてしまいます。(※インピンジメント症候群)

正しい方法は、両手にダンベルを持ち肩幅に立ちます。ダンベルを肩の真下に下げ肘を軽く曲げ

ダンベルを体の前面に沿って動かし、肘を肩の高さまで引き上げ元に戻す。

これなら痛める事なく効率よく鍛える事が出来ます。

 

上記の事を意識して是非、試してみて下さい(^^)

 

 

からだのトリセツ(27)

今回はフレンチプレスです。

このトレーニングは上腕外側の上腕三頭筋に効かすことができます。

片手にダンベルを持ち反対側の手で肘を押さえて行うやり方がよく知られていますが、

猫背で肩関節が硬く可動域が狭い人がこのやり方で行うと

無理な力が加わって肩関節が余計に硬く縮まる恐れがあります。

 

このトレーニングで重要なのはダンベルを持った上腕を床と垂直にし

肘をなるべく高く上げてその位置を動かさない事です。

上腕三頭筋は正面から見た時に一番外側に張り出している筋肉なので

ここが発達すると体の横幅が広がり逆三角形のシルエットにより近づく事が出来ます。

上記の事を意識して是非、試してみてください(^^)

 

 

 

からだのトリセツ(17)

今回は腰背部についてです(^^)

腰背部も含め身体の後ろ側(背部・太もも裏等)は日常生活で無意識に使う事はありますが

意識して力を入れることは難しいとおもいます。

それはなぜか・・・そうです!しっかり意識しないと鍛えるのが難しい箇所だからです。

今回はそんな腰背部の脊柱起立筋に効果的なトレーニングです。

よく用いられるのは※自体重で鍛えるバックエクステンションです。

(※うつ伏せで手足を引き上げ腰を反らすトレーニングです)

ですがこのトレーニングも腰を反らす種目の一つで、腰椎を過剰に伸展させて神経系にダメージを及ぼしかねません。

なのでこの時はグッドモーニングという種目が好ましいです。

両足を肩幅に開いて立ち両手を頭の後ろに添えます、背筋を伸ばして胸を張る。

そしてお腹に力を入れたまま股関節を折り曲げて上体を45度程前に倒して元に戻るというトレーニングです。

この時太もも裏も伸びて気持ち良いですよ!

以上の事を意識して是非、トレーニングしてみて下さい(^^)

 

からだのトリセツ(15)

今回も引き続き腕立て伏せです、これで最後です(^^)笑

腕立て伏せは基本的に上半身を鍛えるトレーニングですが、見方を変えると体幹トレーニングでもあります。

体幹に効かせるには横から見た時頭から足首までを真っすぐにキープし、お腹に力を入れて一枚板のような

姿勢行うと効果的です。ですが中々難しく、お腹から力が抜けてしまい腰が落ちて背中を反らせて行い

腰を痛めてしまう方も多くいます。

大きい鏡や広いスペースがないと横から確認する事はないと思うので、一度携帯などを使って

横からの角度を確認してみるのも良いと思います。

これを踏まえて是非、トレーニングしてみて下さい(^^)

からだのトリセツ(14)

今回も引き続き腕立て伏せです(^^)

前回はフォームについてお伝えしましたが今回は床に置いた手元についてです。

腕立て伏せには肘と肩だけでなく手首の関節も重要なんです。指先を内側に入れると手の甲が

前腕に近づきます、手のひらが前腕に近づく可動域は90度だが背屈は70度と狭いため

体重をかけると手首に負担がかかりやすくなります。指先を内側に入れると肘が開きやすくなり

大胸筋・二の腕に効きやすいので内側に向けたくなるのですが、それで手首を痛めてしまうと

トレーニングや日常生活に支障が出るので気をつけましょう。

これを踏まえて是非、トレーニングしてみてください(^^)

 

 

からだのトリセツ(13)

今回は腕立て伏せについてです(^^)

下半身に効果的なのがスクワットなら、上半身は一挙に鍛えることのできる腕立て伏せです。

腕立て伏せは胸の大胸筋・肩の三角筋・二の腕外側の上腕三頭筋に刺激を入れることができます。

ですが間違ったフォームで行うと他の箇所に負担がかかります。一番多いのが肩をすくめ肩甲骨が

開いた姿勢で行うことです。そうすると首に緊張が走り、トレーニング後に首や肩に凝り感を感じます。

これを防ぐには、左右の肩甲骨を寄せて首を長く保つイメージで肩を下げて行うと効率よく

トレーニングができます。

 

初心者でも知っている種目の一つなので、正しいフォームで是非トレーニングしてみて下さい(^^)