からだのトリセツ(57)

引き続き、女性ダイエットあるある⑩

☑ビールは太るから、蒸留酒だけ飲んでます

『飲み会の席ではレモンサワーかハイボール、蒸留酒なら良いんだよね?・・・』

おっしゃる通り焼酎やウィスキー、ウォッカといった蒸留酒には糖質は含まれていません。

今までビールやカクテルをガバガバ飲んでいた人が蒸留酒に替えるのは良い選択です、

しかしアルコールはいわゆるエンプティカロリーと言われるもので、栄養的な価値が

ないとされていて、カロリーがない訳ではありません。アルコール1g当たり7キロカロリーのうち

熱となって放散されるのは30%、さらにアルコールを分解している間は他のカロリーは分解されないため

一緒に食べた食事のカロリー消費は後回しになり、それが結果として脂肪になってしまいます。

蒸留酒は醸造酒よりもカロリーが高いという事、そしておつまみを食べ過ぎると太るという事

を覚えておいてください。

※糖質が多いとはいえ100㎖2~5g、たしなむ程度ならワインがおすすめです。

からだのトリセツ(42)

今回は筋トレ後のアルコール摂取についてです。

☑トレーニングで汗を流した後の一杯が楽しみだ

しんどくて辛いトレーニングがクリア出来たら自分にご褒美をあげたくなりますよね?

運動後の一杯は至福ですが、飲み過ぎると肝臓を壊し筋トレの効果も落ちてしまうとか・・・

筋トレ後にプロテインを飲んだ群とアルコールを飲んだ群を比べた研究では

アルコール群のたんぱく質合成は30%程低下したといわれています。

なぜアルコールは筋トレの足を引っ張ってしまうのか・・・そのポイントとなるのが

筋肉の細胞内にあるmTOR(エムトア、日本ではエムトール)というシグナル物質です。

mTORは細胞内のエネルギー収支を伝えており筋トレ後の刺激で活性化されると

筋肉内のたんぱく質合成が高まり、筋肥大が始まります。アルコールはこのmTORの働きを

邪魔するため、筋肉のたんぱく質合成がダウンしてしまいます。

加えて肝臓でもアルコールの解毒作用が最優先されるため、肝臓が担う運動後のエネルギー代謝

の調整が後回しになってきます。なので筋トレをガッツリした日はノンアルコールか

休肝日にすることをおすすめします(^^)