Q、そもそも代謝ってなに?
A、代謝とは、生命維持活動に必要なエネルギーの獲得をするために
外部から取り入れたエネルギーで栄養素を利用することを総称して言います。
Q、じゃあ基礎代謝ってなに?
A、基礎代謝とは安静時(何もしていない時)でも呼吸をするために内臓を動かし、
体温調節などに必要なエネルギーの事を言います。1日のエネルギー消費量の60~80%を占めています。
また、基礎代謝は年齢・性別・体格・体重・平均体温・食事・運動などの日常行動によっても異なります。
基礎代謝=基礎代謝基準値×体重ででます。
Q、代謝が低いとどうなるの?
A、代謝が低いと低体温になり、食べる量は少ないのに太りやすい・疲れやすい・冷え性・
風邪をひきやすい・落ち込みやすいなどの症状を引き起こし免疫力が低下します。
体温が高いとリンパ球の数が多く細菌やウィルスが体内に入る事をブロックし、
病気にかかりにくくする事が出来ます。
Q、内臓脂肪と皮下脂肪の違いってなに?
A、内臓脂肪は内臓の周りや腸間膜などにつく脂肪で、外見からは見えない。
皮下脂肪は皮下組織に蓄積する脂肪で、太ももやお尻と下半身につきやすい。
生活習慣やホルモンの影響もあり、一般的に内臓脂肪は男性に多く
皮下脂肪は女性に多いと言われています。
Q、脂質と脂肪の違いはなに?
A、脂質は生体の構成成分の一つで、脂肪で構成される。
脂肪は動植物に含まれる栄養素の一つで、一般的に中性脂肪と言われています。
Q、有酸素運動ってなに?
A、読んで字のごとく、酸素を必要とする運動です。体内に取り込んだ酸素を使って
糖質や脂肪を燃焼させエネルギーを生み出します。負荷は軽度~中等度なので、長い時間の継続
が可能なのが特徴です。代表的な物が、ウォーキング・縄跳び・水泳・ジョギング等があります。
いずれも深い呼吸で酸素を取り入れながらゆっくりエネルギーを燃やす運動です。
Q、無酸素運動ってなに?
A、酸素をほとんど必要としない運動です。とはいえ呼吸はしているので、全くの無酸素になるという
わけではありません。酸素を使って糖質や体脂肪からエネルギーを得る有酸素運動とは違い、
糖質だけからエネルギーを生み出す割合が高いということです。
代表的なのが、瞬発的を求める短距離走や筋トレにあたります。
Q、有酸素運動と無酸素運動どっちの順番が効率良く体を変えられるの?
A、有酸素運動は脂肪を燃やす、無酸素運動は基礎代謝を上げると言われています。
なので、筋トレなどで代謝を上げてからウォーキングやジョギング等の
トレーニングの順が効率が良いとされています。
Q、筋肉痛はあった方が良いの?
A、世界中一つとして同じ体の造りの方はいないので筋肉痛が出る方・そうでない方がいます。
筋肉痛がでた方が「トレーニングの効果が出たのかな?」と思う方が多い思います。
筋肉痛を細かく言うと、鶏ささみのような筋肉の繊維がぶちぶちちぎれる事で起こる症状で、
また筋肉の場所によっても筋肉痛の出方(大小)も異なります。
Q、リバウンドはどうして起こるの?
A、リバウンドは食べたい欲求を我慢していた反動で食欲が止まらなくなり、体重が増えてしまう
事だと思いがちですが、少し違います。基礎代謝を大きく上回る摂取カロリーはもちろんNGですが、
下回る摂取カロリーになってしまうと基礎代謝が低下してしまいます。
必要なカロリーが摂取できないと体は餓死状態であると判断し、基礎代謝を低下させて
生き延びようとします。カロリーを抑えると一見ダイエットに成功したかのように思いますが、
筋肉が減っている分だけ活動量や代謝量が落ちてしまっているので、以前にもまして太りやすい身体
になってしまいます。
上記を簡単にまとめると、代謝を上げ汗をかきやすい 脂肪を燃焼しやすい体づくりを
する事が優先です。そして、食事のみのダイエット・運動だけのダイエットどちらかに偏る
のではなく、バランス良く両立するのが良いでしょう。
また、今の自分の身体の状態をしっかりと把握した上で、無理のない範囲で行ってください。