膝は数ある関節のうち、最も痛めやすい部位といわれています。体重を支える部位でもあり負傷も多く中高年以上の方が痛くなるイメージがあると思いますが、年齢を問わず悩みを抱えている方が多くみられます。
原因不明を除き大別に分類すると生活習慣において出る症状、スポーツによる怪我がほとんどです。
例をあげると変形性膝関節症、半月板損傷、オスグット病、ジャンパー膝、腸脛靭帯炎、内・外側側副靭帯損傷、前・後十字靭帯損傷、鵞足炎、O脚・X脚、膝関節捻挫、腓骨神経麻痺、膝蓋骨脱臼、膝離断性骨軟骨炎等があります。
中でも中高年の方に多くみられるのが、変形性膝関節症です。
原因がはっきりしない加齢に伴う一次性の変形性膝関節症と、何らかの原因で生じる二次性の変形性膝関節症があります。二次性の原因には骨折、脱臼、十字靱帯損傷や半月板損傷などの外傷、痛風や化膿性関節炎などの炎症、関節の変形などによって生じるものがあります。
初期の症状 ~朝、膝に違和感を覚える~
朝起きて歩き始めた時の「膝の違和感」が最も早く現れる症状です。この段階では、膝に力がかかる動作で痛みがでることもありますが、この痛みは長続きせず、しばらく休むと痛みがなくなる場合がほとんどです。
なお、症状の進行は人によって様々で、朝の違和感だけがずっと続いて、本格的な変形性膝関節症にならない人もいます。
中期の症状 ~日常生活で痛みがでる~
徐々に進行して症状が悪くなっていきます。膝が完全に曲がりきらない、伸びきらない状態が進み、正座やしゃがみこむ等の動作が苦痛になってきます。階段の上り下りに支障がで、特に下りがつらくなります。
また炎症が起きてくるため膝の周辺が腫れたり、熱感をともなったり、むくんだりしてきます。さらに、膝に水がたまって膝が張っているような重くだるい感じもでてきます。
末期の症状 ~症状が進行して日常生活に支障~
この段階になると変形した膝が目立つようになりO脚、ガニ股歩きになり腰痛を引き起こして日常生活に支障が起こるほどの痛みになります。そのため仕事をする、買い物に行く、旅行に出かけるなどが思うようにできなくなります。 活動範囲が狭まり外界からの刺激が少ない生活になるとストレスがたまり、うつ状態に陥りやすくなります。 また、高齢者の中には、こうした生活(家の外に出ない)が続くと、認知症の症状が現れてくる人もいます。
本来の二足歩行を失ってくると様々な病気を引き起こすことになりかねません傷みを少しでもなくすことにより快適な生活を過ごせるようになります。
当院では、治らないものは治らない治るものは治る!良くなるものは良くなる!とハッキリとお伝えして施術にあたります。自身の中で考えても出ない答えを一緒に見つけ出し治していきましょう!
勇気ある一歩を踏み出してくださいね。相談お待ちしております。